H27.3月17日(火曜)
いま巷では
空前の「川柳ブーム」
だということを、先日テレビを見ていて知りました。
トンチや風刺の効いた五七五の世界に
シニア世代を中心とした
多くの方が魅せられている、ということでした。
今回はそんな川柳と同じ五七五の
「俳句」の話なのですが
私は中学生の頃
「国語便覧」をぺらぺら眺めていて
夏目漱石の
ある有名な一句に出会いました。
当時の私は
想定外にその俳句に心を奪われ
たった 五・七・五の十七文字が持つ
( その句は上5が字余りで 六・七・五の十八文字でした )
とんでもなくでっかい世界観に
漱石すっげー俳句すっげー
と、ひとり静かに感動し
「私も俳句が詠めたらなあ」
と、思ったということを覚えています。
このとき
国語の授業での経験から
自分に作句センスがないことを知っていたため
すぐに詠んでみようと試みませんでした。
時は流れ
やはり俳句を知らない大人になりました。
しかし
社会人になってまもなく
司馬遼太郎氏の 『坂の上の雲』 を読みはじめたとき
再び俳句への憧れがむくむくし出し
「 いつか俳句を習ってみたいなあ
(でも自分きっと習わないんだろうなあ) 」
と、思ったことを覚えています。
そして
その予想を裏切らなかった
現在
乗っている車のナンバーが575なだけで
とくに俳句とは関わりのない毎日です。
ですが
俳句に惹かれる小さな気持ちが
常にどこかにあるというのもホントで
おととい
『 酒場詩人 吉田類の 旅と酒場俳句 』
( 吉田類/株式会社KADOKAWA )
を、シミズブックスで購入しました。
まだ読んでいませんが
読んだら
また自分の中の俳句熱に変化がありやなしやで
楽しみです。
【編集:杉山】
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